進路講演会が行われました

2022年度 進路講演会

11月9日(水)の午後、東京大学大学院総合文化研究科・教養学部准教授の斎藤幸平先生をお招きして『斎藤幸平先生と考える 人新世の気候変動』という演題でご講演いただきました。

経済思想・社会思想が専門で、著書の『人新世の「資本論」』で有名な斎藤先生より、気候変動を止めないとどうなるのか、どうやって止めるのか、そのようなことを一緒に考える機会をいただきながらお話をうかがいました。ここ数年は、コロナ禍で毎日の学校生活も大きな変容を強いられたと思いますが、危機はこれで終わりではなく、気候変動が進むと、いま私たちが当たり前と思っている世界は、今後急速に失われていくことになります。美しい地球を皆で共有し、公正で持続可能な社会を築き、資本主義と気候変動に関して、若い世代が未来をつくるためにいろいろと考えて行動すべきであるというお話は、多くの生徒にとって強い関心を持つ内容でした。


中学3年生~高校2年生を対象とした進路講演会において、生徒たちは興味や関心を示しながら熱心に耳を傾けていました。講演終了後にはたくさんの質問に対して、ひとつひとつを丁寧にお答えいただき、これからの時代を担う渋渋生にとって学ぶところの多い講演会になりました。