国連女性機関(UN Women) バチェレ事務局長の日本公式訪問にともない、ユネスコスクールに認定されている本校において歓迎式典が11月12日に行われました。
式典では学校長から歓迎の挨拶、生徒代表による歓迎の言葉、花束と記念品の贈呈に続いて、バチェレ事務局長から渋渋生へメッセージをいただきました。
式典後にメモリアルホールにて対話集会が開かれ、参加した生徒は英語で質問をして有意義な時間を過ごすことができました。 → フォトアルバムはこちら

バチェレさんは保健大臣、国防大臣を歴任後、2006年から女性では初となるチリ大統領として活躍されました。2010年の国連総会で設立されたUN Women初代トップに就任しました。国連事務次長・UN Women事務局長として、困難な状況にいる世界中の多くの女性たちの人権擁護と地位向上を目指して活躍されています。
UN Womenは5つの優先課題領域を中心に、女性の人権とグローバルな課題への完全な参画の促進をめざす世界組織のプログラムを統括するための国連機関になります。5つの領域とは、女性のリーダーシップと参画の拡大、女性に対する暴力の根絶、平和と安全保障の交渉における女性の全面的な介入、女性の経済的エンパワーメントの強化、国家の開発計画と予算編成におけるジェンダー平等の推進です。
UN Women事務局長のバチェレさんは、リーダーとして、また社会的公正と女性の権利のための運動家として組織の先頭に立って活動されており、今回の日本訪問もその活動の一環になります。

国連の専門機関のひとつであるユネスコも、諸国民の教育、科学、文化の協力と交流を通して、国際平和と人類の福祉を目的とした多くの活動を行っています。
本校はユネスコの理念を実現するために2009年にユネスコスクールに加盟し、これまで飛龍祭での活動をはじめ、生徒会での活動、模擬国連やJ8サミットへの参加といった活動を続けながら、国際社会に目を向けてきました。バチェレさんの訪問は、渋渋の生徒ひとりひとりにとって「今世界が抱える課題について、それぞれの視点で考える」よい機会となりました。