図書委員会からのお知らせ(秋の読書月間イベントについて)

秋の読書月間
現在、渋渋図書館では「秋の読書月間」が行われています。
図書委員会による「秋の読書月間イベント」も校舎内にて同時展開中です!


  1. 特別貸出のお知らせ
    貸し出し冊数が通常より多くなる期間に、大いに読書を楽しんでください。違う自分に出会いましょう!
    (11月1日~11月30日)
  2. 特別企画「Book Talk」が開催されました!
    毎年恒例 British School in Tokyo(BST)の司書教諭によるブックトークが11月2日に開催されました。今回は10冊のおすすめの洋書をあらすじと共に紹介していただきました。紹介された本は渋渋図書館で借りることができます。

世間では10月27日から11月9日までの2週間を「読書週間」としています。
この時期、さまざまな団体・メディアで「読書調査」の結果が公表されるのですが、毎年「若者が本を読まなくなっている」と警鐘を鳴らすような記事が多いと感じます。
例えば最近では、2001年生まれの子どもを対象にした「21世紀出生児縦断調査」(文部科学省)によって「21歳の若者の6割は全く本を読まない」という結果が話題になったり、7年におよぶ追跡調査「子どもの生活と学びに関する親子調査」(ベネッセと東大の共同研究)では、約半数の子ども(小1~高3)の読書時間が0分であることが取り上げられました。

中高生のうちに筋トレしよう!
とはいえ、本を読むことって結構大変なことです。何万字もの字を追い、頭の中で想像しながら読み進めるには、集中力も体力も使います。だからこそ、読み終わった後は達成感を得られるのでしょうね。また、次のページをめくるときは、能動的でないといけません。自分の意志がない限り、次のページには進めません。
最近では、要約サイトや解説動画など、知識を“無理せず早く楽に”身につける方法が多様化しています。使い方によっては便利ですが、中高生のうちは、まずは「一冊を読む」ことに時間を使ってほしいです。一冊を読むことの達成感、読み続ける体力づくりは、中高生のうちに身につけてほしいと思っています。
そして、中高生のうちにしか感じ取られないものが本にはあります。小学生のときに読んだ本が、中高生になって改めて読んでみると印象が異なる、という経験はありませんか? 「その時に出合うべくして出合う本」というものもあるのだと思います。

渋渋「秋の読書月間」で、一冊は本を読んでみよう!
普段読む本のジャンルとは異なるものにチャレンジしてみてはいかがでしょうか? その一冊が一生の出合いになるかもしれません。何を借りるか迷ったら、ぜひ近くの図書委員または司書教諭へ相談してください。

渋渋生の皆さん、読書の秋を楽しみましょう♪